セレモニープレイヤーの仕事
2018.4/27
初めまして
仙台プレーヤーのpippiです
昨年11月からセレモニープレイヤーの仕事を始めたばかりです
人生の最後に寄り添って心を込めた演奏をするセレモニープレーヤー。
緊張感はありますが、素敵なお仕事だと思っています
一人でお仕事をさせていただくようになって間もない頃、
「南部蝉しぐれ」のリクエストをいただいたことがありました。
演奏を始めてすぐに会場からすすり泣きの声が聞こえてきて、
あぁ、思い出の曲だったんだなぁ、と思いながら演奏をしていたら、
2コーラス目に入ったあたりからどこからともなく歌声が…
そして最後には南部蝉しぐれの大合唱…
ご葬儀が終わったあと、喪主様がそっと私の方へ来られて、
「ありがとう。この曲を聴くたびに、ああ、お葬式の時にみんなで歌ったね、
いいお葬式だったねって思い出すわ。」
と耳打ちされました
私の演奏が役に立つことがあるなら、と思って始めた仕事でしたが、
この時、本当にこの仕事を選んで良かったと
自分の中にあった迷いのようなものが消えたのを覚えています
色々なご葬儀、色々なリクエストがありますが、
故人様やご家族に寄り添う気持ちで演奏することは忘れないでいようと思っています
pippi