送るという事

                          2017.10/13

 

スタッフブログをご覧の皆様、お久しぶりです

仙台市内を中心に、プレイヤーとして活動させて頂いております、miuと申します

 

今回、4回目のスタッフブログを書かせて頂く事になりました。どうぞ宜しくお願い致します

2017も早いものであっという間に10を迎えました。

まだまだ鬼に笑われそうな時期ではありますが

皆様はどんな1年をお過ごしになられましたか素敵な年になりそうでしょうか

 

 

私は今年…大変残念な事に…大切な叔父を2人も亡くしました…

 

 

1人は私の丁度倍の年を重ね、大往生とも言える年齢でしたので、周りも覚悟が出来ていた部分もあったのですが、もう1人の叔父はホントにあっという間に、倒れて入院して、わずか2週間足らずで亡くなってしまいました…

 

2人とも、とても可愛がってくれました

特に突然亡くなった叔父には、私の2つ上の息子と1つ下の娘がいたので、私は彼らと兄妹の様に育ち、夏休みや冬休みなどはかなり長い期間叔父の家で暮らし、子供会行事などにも参加させて貰っていました

又、大工の棟梁だったので、現在の家を建ててくれたのも叔父で、

あの東日本大震災の時などは真っ先に駆けつけて、色々な手続きを教えてくれた、本当に頼りになる人でした

 

私は祖父母を早くに亡くしていて、ほとんど記憶に残っていないので、

こんなに近しい人を亡くしたのは、初めての経験で…「送る」という意味をまじまじと考えさせられました。 

 

これまで私は、ご葬儀の時にご遺族様にご挨拶に伺う時も、どこか遠慮がちで、悲しんでいらっしゃるんだから、

あまりお手を煩わせない様に…必要があれば別ですが…出来る限り手短に…失礼の無いように…

そんな気持ちで伺っていました。

 

今回、「遺族」として大切な人を「送る」立場になって感じた気持ちは…

 

「とにかくきちんと送って

       あげたい!」

 

というものでした

そのためなら、少しくらい面倒な打ち合わせや、質問でも何でもお答えします…

どうか安らかに、心を残す事なく眠らせてあげられる様に皆さん力を貸して下さい…そんな気持ちでした

 

ひょっとしたら…

ご遺族の中には例え話しながら泣いてしまったとしても、

故人様との素敵な思い出を聞いて欲しい方もいらっしゃるのカモしれません。

勿論、亡くなられた方お一人お一人、状況やご遺族様のお気持ちも様々ですので、

あくまでもご様子を見たり、情報を頂く事は大切ではありますが…

故人様を安らかにお送りする最大目標のために

遠慮し過ぎずに、ご遺族様の心に少しだけ近付いて、時間の許す限り、

思い出を語って下さるお声に耳を傾けて、

大切な方を一緒に「きちんと送る」お手伝いをする…

ご遺族様の協力者になる事…

それがセレモニープレイヤーである、私に出来る「送る」という事なのかもしれないな…と実感した1年でした

 

不思議なもので…

そう感じて以来、喪主様やご遺族の方々が、色々なお話しを聞かせて下さる様になりました

リクエスト曲に纏わる思い出は勿論、故人様のお人柄…旅行の思い出や日常生活の思い出…

伺っていると、故人様の生き生きされた姿が見えそうな気がします

 

話しが下手な私が、急に上手に質問出来る様になる訳はありませんし、遠慮の気持ちもまだまだ残っています…見た目には何も変わっていません…

でもきっと…

私の心が変わったのかな…っと今は思っています

皆さんの心の痛みを少しだけでも受け止められるプレイヤーになりたいな…

今はそんな気持ちでお仕事させて頂いています

 

「ありがとう」

 

のひと言も伝えられないまま、会えなくなってしまいましたが、

叔父は最期まで私に大切な気持ちを教えてくれた大切な人でした

 

「今まで本当にありがとう」

 

すっかり寂しげなブログになってしまい申し訳ありません

まだまだ2017年、2ヶ月半ありますから

寂しくて残念な1年で終わらせないように、素敵なニュースを探して元気一杯頑張りたいと思います

長々お読み頂きましてありがとうございました。

皆様にとっても素敵な2017年締めくくりとなりますように…お祈りしています

miu 

 


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